九州じゃんがらに行ってみよう

2018年1月22日より、九州じゃんがらとのコラボカップ麺「九州じゃんがら 辛とんこつ」が好評発売中。「九州じゃんがら」とはいったいどんなラーメン店なのでしょうか。お店の歴史や少し変わったメニュー名の謎に迫ります。

豚骨ラーメンブームの先駆け

1984年、東京・秋葉原で誕生したラーメン専門店。豚骨ラーメンが東京ではまだ認知が無かった当時から現在まで、東京の豚骨ラーメンシーンを牽引し続けている人気ラーメン店です。
今では行列の出来るお店としてテレビや雑誌等たくさんのメディアから取材を受けています。また有名芸能人のファンも多く、テレビや映画の撮影現場のケータリングでも頻繁に使用されているんです。2017年6月には、なんとあのキアヌリーヴスさんが赤坂店にいらっしゃったのだとか!

はじまりは学習塾⁉

テキスト九州じゃんがらの歴史を語るときに欠かせないのが、「ブルカン塾」の存在。1979年、現在の九州じゃんがら社長の下川高士氏が設立した学習塾です。塾を開いて1年ほどたったころ、経済的に恵まれない子供たちが目立ち始めました。下川氏は、保護者の都合で授業料を払えないという理由だけで通塾を断ることができないと、金銭的に苦しい子供たちの授業料を免除することにしたのです。
 しかしその結果、経営基盤が揺らぎはじめます。『ブルカン塾』をきちんと運営しながら、自分たちの力でスタートできる仕事はないか。何ができるのか、どんなことが適しているのか。そうしてたどり着いたのが「ラーメン店」でした。昼はラーメンを作り、夜は塾を運営。気持ちが熱い元気な自分たちだからできること。真心のこもったラーメン作りを通じて、子供たちにこれが「生きる」ということだと伝えたいとの思いからでした。
 その後懸命な努力の結果お店の知名度は上がっていき、今では多くの方から愛される有名店となりました。九州じゃんがらのスタッフの中には、ブルカン塾の元講師や卒業生の方もいらっしゃるのだとか。
 ちなみに「ブルカン」の由来は、「ブル」はブルドッグで、「カン」はカンパニー。「じっくり構えてわが道を進み、前向きであきらめない精神」をモットーにという思いが込められているそうです。

不思議な店名&メニュー名

九州じゃんがらに行ったことがある人は、あの不思議なメニュー名が気になったのではないでしょうか。下川氏にその由来を聞いてみると、九州地方の歴史や伝統との関係が明らかになりました。

★店名「九州じゃんがら」について
 長崎・平戸の豊作を祈るお祭り「じゃんがら祭り」から。ドラや鐘、太鼓の「ジャーン!カラガラ♪」という音からきています。

★ぼんしゃん
 じゃんがらのスープは東京で作った独自の「あっさり東京とんこつ」。次は博多系のこってりを表現したく、当初は博多長浜…と命名していましたが、現地より濃い目で特徴があるのでぼんしゃんと命名をしました。フランス語で「いい故郷」「いい歌」という意味があります。
★こぼんしゃん
 次は熊本系をと思ってぼんしゃんのスープを改良しました。ぼんしゃんスープから全く違う味が生まれたので皆で喜んで、「ぼんしゃんの子供=こぼんしゃん」にしよう!となったわけです。
★からぼん
 文字通り辛いぼんしゃん。ただ辛いだけでは嫌だ!という辛い物好きが集結して、しっかりした味がありコクのある辛さ…を表現できたと思っています。
★まぜちゃん・つけちゃん
 混ぜそば、つけ麺のブームがきて、『九州じゃんがら』が作る混ぜそばとつけ麺はこれ!という自信作ができたと自負しています。命名は単純明快、九州地方では名前を呼ぶ際にかわいい子には愛情こめて〇〇ちゃんと呼びます。だからまぜちゃん、つけちゃんとなりました。
★むぎちゃん
 淡い辛みを帯びた上品な仕上がりの「じゃんがら みそ」に対し、九州産麦味噌ならではの甘さが何とも言えないコクを出してくれます。「素晴らしい麦味噌に出会って誕生」したのがむぎちゃんです。

★トッピングのカピタン
 九州じゃんがらの師匠は長崎の卓袱(しっぽく)料理人で昭和天皇に卓袱料理の「角煮」を献上された野田さんという方です。直伝の角煮が今のトッピングのひとつ「角肉」なんです。もともと角煮はオランダ人が伝えたとされる、長崎平戸の「出島」でのお料理。これをおいしいラーメンに載せてエキゾチック長崎のイメージをふんだんに出したい!と思い、いっしょに載せるフライドガーリックにつけた名前が「カピタン」。出島のオランダ人達の間では船長のことをカピタン(キャプテン)と呼んでいたようです。そんなわけで、『九州じゃんがら』店内にはステンドグラスやウンスンかるたなど、エキゾチック長崎を醸し出すグッズがあるんですよ。

店舗情報

・秋葉原本店
東京都千代田区外神田3-11-6 
秋葉原駅 JR山手線,京浜東北線,総武線 電気街口より徒歩5分
末広町駅 東京メトロ銀座線 3番出口より徒歩5分

・原宿1階店
東京都渋谷区神宮前1-13-21
原宿駅 JR山手線 表参道口より徒歩2分
明治神宮前駅 東京メトロ千代田線 3番出口より徒歩1分

・表参道じゃんがら2F
東京都渋谷区神宮前1-13-21
原宿駅 JR山手線 表参道口より徒歩2分
明治神宮前駅 東京メトロ千代田線 3番出口より徒歩1分

・銀座店
東京都中央区銀座6-12-17
銀座駅 東京メトロ銀座線,日比谷線 A4出口より徒歩4分
東銀座駅 東京メトロ日比谷線,都営浅草線 A1出口より徒歩4分

・赤坂店
東京都港区赤坂2-15-15 
赤坂駅 東京メトロ千代田線 2番出口より徒歩3分
溜池山王駅 東京メトロ銀座線,南北線 11番出口より徒歩6分

・日本橋店
東京都中央区日本橋1-7-7
日本橋駅 都営浅草線,東京メトロ銀座線,東西線 C5出口より徒歩2分
三越駅前駅 東京メトロ半蔵門線,銀座線 B6出口より徒歩4分

・西武池袋店
東京都豊島区南池袋1-28-1
西武池袋本店 ダイニングパーク池袋内(8階 中央B5)

・バール・デ・じゃんがら
東京都渋谷区神宮前 4-29-8

それぞれに違った個性のあるお店です。ぜひ行ってみよう!

コラボカップ麺、今年は“からぼん”!

今回で5回目となるコラボレーション企画、今回のメニューは“からぼん”です。からぼんは“ぼんしゃん”をベースにオリジナルスパイスで辛みをつけた、辛い物好きにおすすめの一杯。その味をヤマダイのカップ麺で再現しました。
 豚骨ラーメンらしさを追求した本格細ストレートノンフライ麺。濃厚な豚骨スープに、唐辛子・にんにく・山椒などのスパイスを加え、お店のようなスパイスの香りの効いた深みのあるスープを再現。また、赤みのあるオイルは、 玉ねぎ、にんにく、ごま、唐辛子を使い、食欲を掻き立てる風味に仕上げています。具材もキャベツ、そぼろ肉、ねぎ、フライドガーリック、キクラゲと満足感のある一杯です。
 下川氏にも食べていただきました。
「からぼんは今回で2度目です。うちの試食チーム全員が、以前より美味しくなっている!との第一声でした。ヤマダイの技術力に感動しました。嬉しいです。」

全国のスーパーマーケットやドラッグストア、九州じゃんがらの店舗でも販売中。ぜひ味わってみてください!
※2018年1月23日現在